【カラ=西アフリカ農村自立協力会】は、マリ共和国において農村の人達の自立した暮らしを支援する国際協力NGOです。
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沙漠化の脅威  
カラが活動しているマリ共和国は西アフリカの内陸国です。国土は日本の3.3倍。
ニジェール河を挟んでサハラ沙漠が国土の2/3、サヘル地域が1/3を占めています。
地球温暖化により年間降雨量の減少、土壌の劣化等による沙漠化の現象、イナゴの異常発生の被害により常に飢饉に脅かされています。

貧困に苦しむ  
1人当たりのGNIが650USドル(2008年:世界国勢図会)で世界の最貧国の一つです。
世銀、IMF(国際通貨基金)指導の市場経済化、構造調整政策によって都市と農村の格差が拡大しています。
国の総人口は約13,010千人でその80%(2009年;世界国勢図会)が住む農村では、年間降雨量の減少で(カラ活動地域に於いて年間平均降雨量約400mm)農業生産高も減少、収入を求めての海外への出稼ぎ者が増えています。

劣悪な衛生状況  
市場経済化、構造調整政策は、教育・医療等の経済効率の悪い社会資本の切り捨てに顕著に現れ、農村の弱者・女性・子供に厳しい生活を強いています。
マリ共和国、国民の平均寿命は、男性48歳女性50歳(2008年)。 
1歳未満乳児死亡率102/1000人、5歳未満194/1000人(2008年)で未だ多くの子供たちが命を落としています。
出生数は平均5人程度。地方に於いては無医村が殆どで、診療所、看護士や助産師も存在しなく人々は加持祈祷に頼っている人が多くいます。
現在は年毎に増加するエイズの予防や、マラリアの撲滅が国の重要な政策となっています。

 
 マリ共和国の概要
・首 都   バマコ市
・面 積   124万平方キロ。(日本の約3.3倍)70%をサハラ砂漠が占める。
・人 口   約1,351万人(2003年)
・人口増加率   2.4%(1991~1999年の年平均)
・宗 教   ・イスラム教70% ・アミニズム20% ・キリスト教10%
・言 語   ・各民族の言語(主にバンバラ語) ・フランス語(公用語)
・民 族   ・バンバラ族 ・プル族 ・ソンライ族 その他20民族
・気 候   雨季(平均して6月~10月) 乾季(11月~5月)
・年間平均気温   27℃~30℃
・産 業   コットンの生産(アフリカ第2位)家畜を陸路で輸出 マンゴーはフランス、サウジアラビアまで輸出。
近年は金の掘削が行われている。
・国民総所得   34億ドル(2003年のデータ、日本の約1,283分の1)
・国民一人当たりGNI   290ドル(2003年のデータ、 日本の約118分の1)
・識字率   男性26.7% 女性11.7%(2002年推計)
・就学率   初等58%、中学20%、高等教育2%
・平均寿命   男性40歳 女性42歳(2003年データ)
・乳児死亡率(1歳未満)   122人/1000人(2003年データ)
・避妊普及率   8%
 
 マリ共和国の地図情報

 
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